8月31日「アシタノイチカワ」開催レポート

8月31日、アシタノイチカワ第3回がKeiyoGAS Community Terrace(てらす) にて開催されました。今回は41名の参加者が集まり、これまでの回から引き続き参加してくださった方も多く見受けられました。

アシタノイチカワは市川の未来を語り合う連続企画として、市川市の共催で今年3月よりスタートしました。市川のことをもっと知って、もっと好きになって、市川の「アシタ=明日」を「アタシ=私」からつくっていきたい、そんな想いを形にすることを目的としたイベントです。3回目の今回は、いちかわCNネットワークが主催で行われました。

オープニングは前回の振り返りから

第2回は断熱と省エネ住宅のすすめということで、竹内昌義さんからご講演をいただきました。講演を含めた全体的な振り返りを、市川市カーボンニュートラル推進課の高浜さんよりお話しいただきました。

高浜さんのお話しに使われた資料はこちらです。

アイスブレイクはSlidoを使って

アイスブレイクはClimate Integrateのラーさんと、フリースタイル市川の稲村で行いました。

【質問】(それぞれの結果は、写真参照)
・どちらから来られましたか?
・あなたにとって自転車とは?
・自転車でよく行く場所・行ってみたい場所は?
・自転車に関する困りごと・心配ごとは?

講演テーマ「自転車が切り開くまちづくり」

今回の講演テーマは「自転車が切り開くまちづくり」。講師に宮田浩介さんと、光井浄司さんをお招きし、2部構成でご講演いただきました。

宮田さんの講演は「アシタノ自転車都市イチカワ」と第して、世界の自転車事情から、日本の現在、そして市川市での自転車活用と、今後の可能性についてお話しをいただきました。

実は市川市での自転車利用比率は15%あり、これは世界の主要都市がうらやむレベルであるという切り口から、世界の自転車の歴史について。車社会の訪れとともに、自転車とどの様に暮らしてきたのかなど、興味深い話がたくさんありました。個人的に印象的だったのは、自転車先進国では並走が当たり前であり、歩くのと同じ様に生活に溶け込んでいる、というところでした。

宮田さんが編著の『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた』には、今回お話しいただいた内容の他にもたくさんの情報が書かれておりますので、ぜひお手に取ってみてください。

光井さんの講演は「自転車でまちづくり/着手は行徳から」と第して、市川市の自転車事情から、行徳ではどのような施策をしたらよりよくなるのかなど、具体的な内容についてお話しをいただきました。

光井さんの講演内容については、資料をお預かりできましたので、こちらに掲載させていただきます。

市川市の交通計画、カーボンニュートラル推進への取り組みは?

続いて、市川市役所道路交通課の高石さんより、道路交通部交通計画課におけるカーボンニュートラル推進への取り組みについてお話しいただきました。

市川市としては、具体的に4つのこと(①自転車走行空間の整備、②自転車利用機会の創出、③自転車乗車用ヘルメット購入費補助、④交通ルールやマナー啓発)について取り組みをしており、今後もカーボンニュートラルをはじめとする、様々な分野や主体と連携していくとのことでした。詳しくは資料をご覧ください。

ワークショップでは発見がたくさん

講演のあとは、数人のグループに分かれて、2つのテーマについて意見や感想を出し合いました。

①講師+市川市道路交通部のお話を聞いてどんなことを感じましたか(15分)
②車に頼らず自転車を快適・安全に使え、気持ちよく暮らせる市川とは(15分)

対話が終わった後は、各グループで出た意見をみんなにシェアしました。

話した内容は、手元の付箋に書き込んでいただきました。最後にまとめてスキャンしたものはこちらです。

集合写真で流れの終わり

最後は、集合写真を撮影!お忙しい中ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!

次回のアシタノイチカワは市川市主催にて、11月下旬に開催の調整をしているところです。詳細が決まり次第サイトにてお伝えしてまいります。ぜひ継続して、ご参加いただけますと幸いです。次回以降からのご参加も、どうぞお気軽に、ぜひお待ちしております!

文 =稲村絵美里  写真=西岡千史・稲村絵美里